ふしぎな鈴

[童話]ふしぎな鈴


ふしぎな鈴 68


ふしぎなリュック 8


うちじにしている人々…血まみれになり、なき
さけんでいる人々。
「もしかしたら…私は昔三浦半島の城に住んで
いたことがあったのかもしれない。そして、か
なもいっしょに暮らしていたのかもしれない。


でも…かなはまだ四年生、今このことをかなに
話すわけにはいかない。かなが二十才になった
ら話そう」
先生は心に決めました。


かなが鈴をわたすと、先生は鈴を手にのせ、じ
っとみていました。
先生が鈴をなでた時、ふしぎなことがおこりま
した。
鈴がぴかっぴかっと黄金色に輝きだしたのです。


          つづく




「ふしぎな鈴」は、
みほようこ三冊目の童話「ふしぎな鈴」
に収録されています。


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