[童話]古事記神話「古事記物語」
八岐大蛇(やまたのおろち) 7
尾を切り刻んでいた時、「かちん」という音がして、
剣の先が欠けてしまいました。
「何にあたったのだろう」
命が尾を切り開いてみると、立派な太刀が出て
きました。
後日。
命は、その太刀を、天照大御神に献上しました。
その太刀が、日本武命が火ぜめにあった時、草
をなぎはらったという「草薙の剣」なのです。
八岐大蛇を退治した命は、櫛になっている櫛名
田比売を、元の姿に戻しました。
「助けていただきありがとうございました」
櫛名田比売は、うれしそうにお礼をいいました。
つづく
「古事記」は、どのようにして編集されたのか?
古事記神話「古事記物語」を書いた数年後、
斎木雲州著「古事記の編集室」を読みました。
著者の「斎木雲州」さんについては、この本を。