[童話]古事記神話「古事記物語」
国譲り 5
次につかわされたのは、天若日子(あめわかひこ)。
天照大御神は、立派な弓と矢を持たせ下界へ送り
ました。
ところが・・・。
天若日子は、大国主命の娘・下照比売と結婚して
しまったのです。
そして、葦原中国を自分のものにしようとたくらみ、
八年間もどってきませんでした。
「天若日子は、八年たってももどってこない。
なぜもどってこないのか」
その理由を聞くためにおくられたのが、雉。
名は、鳴女(なきめ)。
鳴女は桂の木にとまり、天照大御神のことばを伝
えました。
つづく
「古事記」は、どのようにして編集されたのか?
古事記神話「古事記物語」を書いた数年後、
斎木雲州著「古事記の編集室」を読みました。
著者の「斎木雲州」さんについては、この本を。