[童話]古事記神話「古事記物語」
国譲り 7
「わしらは、天照大御神のおつかいでここへやって
きた。そちが治めている葦原中国は、天照大御神の
御子が治めるべき国である。この国を御子に譲って
ほしい」
「わしからは返事ができない。わが子の言代主神(こ
としろぬしのかみ)が返事をするだろう」
「言代主神は、どこにいるのだ」
「今、言代主神は、魚や鳥をとりに、御大の岬へ行
っている」
天鳥舟神(あめのとりふねのかみ)は御大の岬へ行
き、言代主神をつれてきました。
そして、「天照大御神の御子に、この国を譲ることを
そちはどう思うか」と聞きました。
つづく
「古事記」は、どのようにして編集されたのか?
古事記神話「古事記物語」を書いた数年後、
斎木雲州著「古事記の編集室」を読みました。
著者の「斎木雲州」さんについては、この本を。