古事記神話「古事記物語」

[童話]古事記神話「古事記物語」


国譲り 8


偉大な霊能力を持っている言代主神は、高天原
ら何人もの使者がやってきて、「葦原中国を譲れ」
とせまることに、うんざりしていました。
今度ことわっても、「譲ります」というまで、何度でも
やってくるにちがいないと思いました。


言代主神は、小声で大国主命にいいました。
「私は反対です。でも、父上がこの国を譲りたいと
思うならば、私は何もいいません。父上にお任せし
ます」
そして、大声で返事をしました。
「父上。この国を、天照大御神の御子に譲ったらど
うでしょうか」
 

         つづく



古事記」は、どのようにして編集されたのか?


古事記神話「古事記物語」を書いた数年後、
斎木雲州著「古事記の編集室」を読みました。

http://oomoto.net/sub3-b.html


著者の「斎木雲州」さんについては、この本を。

http://oomoto.net/sub3-c.html