[童話]古事記神話「古事記物語」
木花之佐久夜比売(このはなのさくやひめ)5
石長比売をみた邇邇芸命は、驚きました。
石長比売は、岩のようにごつごつした醜い顔をして
いたからです。
「妹は桜の花のように美しいのに、なぜ姉は醜いの
だろう。あの二人、本当に血のつながった姉妹なの
だろうか。私は、一時間でも、いや五分でも、石長
比売とは一緒に暮らすことはできない」
邇邇芸命は、石長比売を大山津見神の元へ送り返
しました。
大山津見神は、残念に思いました。
そして、自分の気持を使者に伝えました。
つづく
「古事記」は、どのようにして編集されたのか?
古事記神話「古事記物語」を書いた数年後、
斎木雲州著「古事記の編集室」を読みました。
著者の「斎木雲州」さんについては、この本を。