2021-05-13 黄金色のまゆ玉 童話 [童話]黄金色のまゆ玉 黄金色のまゆ玉 3 なんと、その氷の割れ目は、明神さまが住んでい る神社の近くから、湖の向こう側までずっと続いて いました。 「昨夜、氷の上を歩いていた人は、明神さまだった のだろうか」 「まさか・・・?」 「真夜中、明神さまはどこへ行ったのだろう」 「今夜、そっと明神さまの後をつけてみよう」 「おお、それがいい。それがいい」 勇気のある足の早い青年が、何人かで明神さまの 後をつけることにしました。 つづく