2021-12-29 大国主命 童話 [童話]大国主命 稲羽のしろうさぎ 6 「やーい、やい。まぬけな鰐め。うまくだまされたな。 わしは、ただ本土へ渡りたかっただけだ」と。 すると、最後に並んでいた鰐が怒って、いきなりわし をつかまえました。 そして、毛をはいでしまったのです。 痛くて泣いていると、さっきここを通った八十神たち が、毛が早くはえる方法を教えてくれました。 教えてもらった通りに、海水で体を洗い風に吹かれ ていると、体中の皮がこわばり、びりびりさけてしまっ たのです。 つづく