2022-01-24 大国主命 童話 [童話]大国主命 少名毘古那(すくなびこな)1 ある日。 大国主命が、出雲の御大の岬に立っていると、はるか むこうに小さな舟がみえました。 舟は、どんどんこちらへ近づいてきます。 舟にのっているのは、小さな神様とおともたち。 ガガイモの細長い実を割って作った、小さな舟でした。 小さな神様は、鵝(かり)の皮をはいで作った衣を着て います。 「どなたかな」 大国主命が、小さな神様にたずねました。 でも、何も答えません。 おとものものに聞いても、名前がわかりません。 つづく