[童話]古事記神話「古事記物語」
豊玉比売の出産 4
生まれたこどもは、鵜葺草葺不合命(うかやふきあ
えずのみこと)と名づけられました。
豊玉比売は、置いてきたこどものことが心配で、妹
の玉依比売にこどものおもりをしてくれるよう頼みま
した。
豊玉比売は、山彦がのぞき見したことは許せなかっ
たけれど、山彦のことは大好きだったのです。
山彦のことを忘れることができない豊玉比売は、玉
依比売に歌をことづけました。
赤玉は緒さえ光れど白玉の
君が装ひし貴くありけり
つづく
「古事記」は、どのようにして編集されたのか?
古事記神話「古事記物語」を書いた数年後、
斎木雲州著「古事記の編集室」を読みました。
著者の「斎木雲州」さんについては、この本を。