2021-03-18から1日間の記事一覧

開善寺の早梅の精

[童話]開善寺の早梅の精 開善寺の早梅の精 13 女の人は、文次の寝姿をじっとみていました。 しきたへの手枕の野の梅ならば 寝ての朝けの袖に匂はむ 女の人は、「ちぎりをかわす相手が梅の花ならば、翌 朝はとてもよい香りが残っているでしょう」とよんだの…