[童話]海彦山彦 海彦山彦 6 そんなある日。 山彦はまた海へ行き、ぼんやり海をながめていました。 「兄さんは、なぜ大事な剣で作ったつり針を、受け取 ってくれないのだろう。つり針をなくしたことは悪いけ れど、かわりのつり針を受け取ってくれてもいい…
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