大国主命

[童話]大国主命


      大国主命の試練 7


命は、草がぼうぼう茂っている広い野原へ、大国主命
つれていきました。
命はかぶら矢をかまえると、「えいっ」と矢を射ました。
その矢は、矢の先にかぶら状のふくらみがあり、中が空
洞になっています。
矢を射ると、びっくりするような大きな音がしました。


「今飛んでいった矢を拾ってこい」
命は、大国主命に命じました。
大国主命は、背丈ほどある草をかき分け、矢をさがしま
した。
でも、矢はみつかりません。


           つづく