竜の姿をみた少女

[童話]竜の姿をみた少女


竜の姿をみた少女 4


兄たちは、末っ子の三郎を、「三郎や、三郎や」
といってかわいがっています。
三郎も、兄たちが大好きでした。


ところが・・・。
三郎があまりに美しい妻をもらったので、兄た
ちは三郎にやきもちをやきました。
やきもちをやいた兄たちは、三郎を魚つりにさ
そいだし、湖の深いふちにつき落としてしまっ
たのです。


湖につき落とされた三郎は、神様に助けられ地
の国の王子になりました。
三郎は、地の国で十年近く暮らしました。


          つづく







「竜の姿をみた少女」は、
みほようこ五冊目の童話集「竜の姿をみた少女」
に収録されています。


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