竜の姿をみた少女

[童話]竜の姿をみた少女


竜の姿をみた少女 5


地の国の生活は夢のような生活でしたが、三郎
は愛する妻のことを忘れることができませんで
した。
三郎は、神様に許しをもらい、千日かけて、や
っとの思いで村にもどってきました。
しかし、三郎は、なぜか竜になっていたのです。
こんなお話でした。


「とうちゃん。三郎は、なぜ竜になってしまっ
たの」
「なぜだろうね。三郎は、長い間地の国で暮ら
していたからだとか、鹿のきもで作ったもちを
千枚も食べたからだとか、いろいろいわれてい
るが、ほんとうの理由はわからないね」


          つづく







「竜の姿をみた少女」は、
みほようこ五冊目の童話集「竜の姿をみた少女」
に収録されています。


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