[童話]古事記神話「古事記物語」
海彦山彦 8
「綿津見神とは?」
「海の神様じゃ。宮殿の入口に、大きな井戸がある。
そのそばに、桂の木があるので、木に登って待って
いるがいい。そうすれば、海の神様の娘がそなたを
みつけてくれるだろう。そして、相談にのってくれる
だろう」
「ありがとうございました。では、海の神様の所へ行
ってきます」
「山彦よ、気をつけていくのじゃよ」
塩椎神は、山彦の姿がみえなくなるまで見送ってく
れました。
つづく
「古事記」は、どのようにして編集されたのか?
古事記神話「古事記物語」を書いた数年後、
斎木雲州著「古事記の編集室」を読みました。
著者の「斎木雲州」さんについては、この本を。