[童話]ふしぎな鈴
ふしぎな鈴 37
かなは机の奥から黒い種をだし、そっと手に
のせました。
すると…。
「リーン、リーン、コロンころん」
「リーン、リーン、コロンころん」
どこからか鈴の音が聞こえてきました。
「かなさん、元気ですか。その種は朝顔の種
ですよ。外へでて、雪の上にその種をまいて
ごらん」
どこからか声が聞こえてきました。
「誰だろう?こんな雪の日に、種をまいても
芽はでないだろうに」
かなは思いました。
つづく
「ふしぎな鈴」は、
みほようこ三冊目の童話「ふしぎな鈴」
に収録されています。
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