[童話]ふしぎな鈴
ふしぎな鈴 40
「かなさん、私の体にしっかりつかまりなさ
い。これから良い所へ案内しますから」
どこからか、また声が聞こえてきました。
かなは、おそるおそる朝顔のつるにつかまり
ました。
すると、どうでしょう。
朝顔のつるが、するすると動き出したのです。
まるでエスカレーターに乗っているような感
じでした。
かなの家が、かなの住んでいる村が、どんど
ん小さくなって、とうとう見えなくなってし
まいました。
つづく
「ふしぎな鈴」は、
みほようこ三冊目の童話「ふしぎな鈴」
に収録されています。
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