[童話]ふしぎな鈴
ふしぎな鈴 57
お月さまの耳かざり 5
「なんてすてきな耳かざりだろう。うれしい
なぁ。お月さま、どうもありがとう」
お月さまにむかって、かなは何度もお礼をい
いました。
かなとりゅうは、いそいで家に帰りました。
「かあちゃん、かあちゃん。たいへん、たい
へん」
かなはねているおかあさんの枕元へ、とんで
行きました。
「かな、すてきな耳かざりね。どなたにいた
だいたの?」
おかあさんはかなに聞きました。
つづく
「ふしぎな鈴」は、
みほようこ三冊目の童話「ふしぎな鈴」
に収録されています。
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