[童話]女神さまとの約束
女神さまとの約束 12
みあげると、そそりたつようなけわしい山が、帯
のように続いています。
「この山のどこかに、黄金色の花が咲いているの
ね。どの山に咲いているのかしら」
「さあ・・・。女神さまの話では、黄金色の花は
ぴかっぴかっと光っているので、おりてさがさな
くても、私の背中からみつけることができるそう
です」
白駒がいいました。
「黄金色の花が、早くみつかりますように」
ふくは、心の中で女神さまにお願いしました。
つづく
「女神さまとの約束」は、
みほようこ五冊目の童話集「竜の姿をみた少女」
に収録されています。
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