[童話]女神さまとの約束
女神さまとの約束 11
「白駒というのね。私といっしょに、黄金色の花
をさがしてください。お願いします」
ふくは、白駒にお願いしました。
ふくは、白駒の背に、とび乗りました。
白駒は、「ひひーん」と一声なくと、すごいいき
おいで走りだしました。
その早いことといったら、ふくはこんなに早く走
る馬を、みたことがありません。
ふくは、ふりおとされないように、しっかりたづ
なをにぎりました。
野をこえ里をこえ、あっという間に、八ヶ岳の登
り口へつきました。
つづく
「女神さまとの約束」は、
みほようこ五冊目の童話集「竜の姿をみた少女」
に収録されています。
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