古事記神話「古事記物語」

[童話]古事記神話「古事記物語」


大国主命  大国主命の試練 3


「こんな男に、だいじな娘をとられてたまるか」
そう思った命は、大国主命が娘の婿としてふさわし
いかどうか、いろいろ試してみようと思いました。


命は、大国主命を、蛇の室へつれていきました。
室の中には、大小の蛇がうじゃうじゃいます。
「今夜は、ここで寝るがいい」
「えっ、ここで・・・」
「そうじゃ」
命は、はきすてるようにいうと、さっさと室をでていっ
てしまいました。


心のやさしい須勢理比売は、大国主命を気の毒に
思い、比札といって肩かけのようなきれをそっと渡し
ました。

 
         つづく



古事記」は、どのようにして編集されたのか?


古事記神話「古事記物語」を書いた数年後、
斎木雲州著「古事記の編集室」を読みました。

http://oomoto.net/sub3-b.html


著者の「斎木雲州」さんについては、この本を。

http://oomoto.net/sub3-c.html