[童話]古事記神話「古事記物語」
大国主命 赤い猪 4
薬ができると、二人は「大国主命が生き返ります
ように」と祈りながら、大国主命の体に薬をぬりま
した。
すると・・・。
ふしぎなことに、大国主命の重いやけどがなおり、
元通りの美しい青年に生まれ変わりました。
その様子を遠くからみていた八十神たちは、「生
き返ったのか」とくやしがりました。
八十神たちは、大国主命を殺そうと、再び相談し
ました。
ある日。
八十神たちは、大国主命をだまし、今度は別の山
へつれていきました。
八十神たちは大きな木を縦にさくと、切れ目にくさ
びを打ちこみました。
そして、いやがる大国主命を切れ目に押しこみ、は
さみ殺してしまったのです。
つづく
「古事記」は、どのようにして編集されたのか?
古事記神話「古事記物語」を書いた数年後、
斎木雲州著「古事記の編集室」を読みました。
著者の「斎木雲州」さんについては、この本を。