古事記神話「古事記物語」

[童話]古事記神話「古事記物語」


沼河比売 10


しばらくして、建御名方神(たけみなかたのかみ)
が生まれました。
後に、諏訪の祭神になるかたです。


建御名方神が生まれた時、近くの山から、たくさん
の小鳥・雉・鹿・熊などが集まってきて、建御名方
命の誕生を祝いました。
日本海からは、建御名方命の誕生を祝うかのよう
に、おだやかな気持のいい風が吹いたそうです。
大国主命は、身能輪山の宮殿で、沼河比売と建
御名方神と三人で、幸せに暮らしました。


ところが、ある日。
出雲から、大国主命の父神がなくなったという知ら
せが届きました。
大国主命は、越の長たちに、建御名方神の後見を
頼み、出雲へ帰ることにしました。

  
         つづく



古事記」は、どのようにして編集されたのか?


古事記神話「古事記物語」を書いた数年後、
斎木雲州著「古事記の編集室」を読みました。

http://oomoto.net/sub3-b.html


著者の「斎木雲州」さんについては、この本を。

http://oomoto.net/sub3-c.html