[童話]古事記神話「古事記物語」
沼河比売 3
能登半島の開拓が終わると、大国主命は舟で越
の国へ上陸しました。
越に着いた大国主命は、身能輪山に宮殿をかま
え、村の人々に農耕の技術や砂鉄の精錬技術な
どを伝えました。
ある日。
大国主命は、沼河比売が住んでいる里をこっそり
みにいきました。
そして、「沼河比売、沼河比売―」と、大声でさけ
んでしまったのです。
そのため、「大国主命は、沼河比売のことが好きら
しい」といううわさがたってしまいました。
つづく
「古事記」は、どのようにして編集されたのか?
古事記神話「古事記物語」を書いた数年後、
斎木雲州著「古事記の編集室」を読みました。
著者の「斎木雲州」さんについては、この本を。