古事記神話「古事記物語」

[童話]古事記神話「古事記物語」


海彦山彦 2


ある日。
「兄さん。たまには山へ行って、きじや鹿をとってみ
ないかい」
「おれは、狩りはできない。いやだ」
海彦は、ことわりました
「兄さん。おれ、海へ行って、大きな鯛をつってみ
たいんだ」
「馬鹿をいえ。つりをしたことがないおまえに、鯛な
どつれるものか」


「やってみなくてはわからないだろ」
山彦がうるさくいうので、二人は道具を取り換える
ことにしました。
山彦は、兄が大切にしているつり道具を持ち、わく
わくしながら海へでかけて行きました。

        
         つづく



古事記」は、どのようにして編集されたのか?


古事記神話「古事記物語」を書いた数年後、
斎木雲州著「古事記の編集室」を読みました。

http://oomoto.net/sub3-b.html


著者の「斎木雲州」さんについては、この本を。

http://oomoto.net/sub3-c.html