古事記神話「古事記物語」

[童話]古事記神話「古事記物語」


海彦山彦 3


ところが・・・。
何時間たっても、一匹も魚がつれません。
簡単に魚がつれると思っていた山彦は、がっかりし
ました。
その上、兄が大切にしているつり針をなくしてしまっ
たのです。
「どうしよう。あのつり針は、兄さんが大切にしている
もの。おこるだろうな」
山彦は、しょんぼりして家に帰りました。
 

海彦も、一日中、山の中を歩きまわりましたが、一匹
も獲物をとることができませんでした。
「山彦。おれのつり道具を返してくれ」
「兄さん、ごめん。つり針をなくしてしまった」

        
         つづく



古事記」は、どのようにして編集されたのか?


古事記神話「古事記物語」を書いた数年後、
斎木雲州著「古事記の編集室」を読みました。

http://oomoto.net/sub3-b.html


著者の「斎木雲州」さんについては、この本を。

http://oomoto.net/sub3-c.html