大国主命

[童話]大国主命


      沼河比売(ぬなかわひめ) 2


沼河比売が持っているカワセミの羽のような美しい勾
玉は、そのころの人々のあこがれの宝石だったのです。


その頃。
大国主命は、出雲のまわりの国を平定し、人々が暮ら
しやすい国をつくっていきました。
沼河比売のうわさを聞いた大国主命は、越の国を平定
し、翡翠の権利と美しい沼河比売を妃にしようと、越の
国へむけて出発しました。
能登半島についた大国主命は、まず邑知(おおち)平
野の開拓を始めました。


           つづく