大国主命

[童話]大国主命


    沼河比売(ぬなかわひめ) 15


沼河比売たちは、福来口・根知谷・平牛・・・と、越
の国内をあちこち逃げまわりました。
家来たちに追われ、沼に落ちたり、枯れたあしととも
に火で焼かれそうになったりしました。
それでも、沼河比売は追っ手から逃げまわり、出雲へ
行くことをこばみ続けました。


沼河比売は深い淵でおぼれてなくなったのではないか。
いや、息子の建御名方神と一緒に、諏訪へ行ったので
はないか・・・などといわれています。
沼河比売は、どんな最後を迎えたのでしょうか。
沼河比売の最後を知る人は誰もいません。


           つづく