2022-02-12 大国主命 童話 [童話]大国主命 やきもちをやく須勢理比売 1 大国主命の正妻・須勢理比売(すせりひめ)は、大 国主命がよその国へ行くたびに、その国の美しい女 性を妃にすることが許せませんでした。 そんなうわさを耳にするたびに、須勢理比売はやき もちをやきました。 とくに、越の国の沼河比売にたいするやきもちはひ どかったようです。 ある日。 須勢理比売のやきもちに手をやいた大国主命は、倭 へ行こうと思いました。 旅の支度をしていると、須勢理比売がやってきて、 「またどこかへおでかけなの」と嫌味をいいました。 つづく