2022-03-03 八岐大蛇 [童話]八岐大蛇(やまたのおろち) 八岐大蛇 2 「おまえたちは、何者じゃ」 「わしは、国津神・大山津見の子で、足名椎(あ しなづち)。妻は、手名椎(てなづち)。 娘は、櫛名田比売(くしなだひめ)といいます」 「なぜ泣いているのだ」 「わしには、娘が八人いました。毎年、八岐大蛇 がやってきて、七人の娘を食べてしまいました。 もうすぐ八岐大蛇がやってきます。この娘が、八 岐大蛇に食べられてしまうかと思うと悲しくて」 「八岐大蛇は、どんな姿をしているのだ」 つづく