2022-03-04 八岐大蛇 童話 [童話]八岐大蛇(やまたのおろち) 八岐大蛇 3 「それはもう恐ろしい怪物で。目は、ホオズキの ように真っ赤。一つの体に、頭と尾が八つ。体に は、桧や杉の木がはえていて、こけがびっしり。 長さは、八つの谷と八つの山ほど。腹には血がつ いており、赤くただれています」 話を聞いた命は、しばらく考えこんでいました。 「よし。わしが、八岐大蛇を退治してあげよう」 「えっ、八岐大蛇を退治してくださるのですか」 「そのかわりといってはなんだが・・・、そちの 娘をわしにいただきたい」 つづく