風の神様からのおくりもの

[童話]風の神様からのおくりもの




   風の神様からのおくりもの 3


「あのおしとやかな小桜姫が、こんな
にあわてているようでは、よほど急を
ようするようじゃな」
神様はさっと身支度をすると、「ぴゅー」
と風になり、伊那谷へむかってとんで
いきました。


しばらくとんでいくと、下の方で「ぴか
っぴかっ」と、ほたるのように光ってい
る家が一軒ありました。
「どうもあの家らしい」
神様は、光っている家をめがけておりて
いきました。

  
       つづく
 

「風の神様からのおくりもの」は、
みほようこ初めての童話集「風の神様
からのおくりものに収録されています。

http://www.geocities.jp/dowakan/douwasyuu1.html


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