[童話]風の神様からのおくりもの
風の神様からのおくりもの 4
「どうか赤ちゃんを…どうか赤ちゃんを
助けてください。お願いします」
「神様、どうか孫を助けてくださいませ」
「この子は、おそらく助からないだろう。
たとえ助かったとしても、普通の生活は
できないだろう。かわいそうに…」
「小桜姫さま、小桜姫さま。どうか私を…
どうか私を助けて…」
神様の耳に、いろいろな人の声が聞こえ
てきました。
つづく
「風の神様からのおくりもの」は、
みほようこ初めての童話集「風の神様
からのおくりものに収録されています。