雪んこの舞

[童話]雪んこの舞


雪んこの舞 5


がんばりやのるみは、ころんでもころんでも
自分でおきあがり、一生けんめい舞のけいこ
をしました。
そしてるみは一ヶ月で基本の舞ができるよう
になったのです。


秋が終わるころ、空の神さまのもとに、人間
の国から手紙がとどきました。
「二月七日、山深い町・長野でスキー大会が
おこなわれます。開会式で雪んこの舞をぜひ
みせてください。空の神さま、おおぜいの雪
んこたちをつれて、長野の町へぜひおいでく
ださい。みんなでお待ちしております」と。


       つづく






「雪んこの舞」は、
みほようこ初めての童話集「風の神様
からのおくりものに収録されています。


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