[童話]雪んこの舞
雪んこの舞 4
おかあさんにとって、目のみえないるみに雪
の舞を教えることは、想像していた以上に大
変な仕事でした。
でも舞ができないと、るみはこれから一人で
生きていけません。
だからるみもおかあさんもひっしでした。
るみとおかあさんは、一日中舞のけいこをし
ました。
目のみえる雪んこなら、三日もけいこすれば
上手におどれるようになります。
しかしるみは目がみえないので、何千回もけ
いこしなくてなりません。
つづく
「雪んこの舞」は、
みほようこ初めての童話集「風の神様
からのおくりものに収録されています。
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