[童話]明神さまの姿をみた少女
明神さまの姿をみた少女 7
ちょうの数は何百匹、いや何千匹でしょうか。
初めてみる美しいちょうの舞でした。
誰がふいているのでしょうか。
どこからか笛の音が聞こえてきました。
ちょうたちは、その笛の音にあわせて、ひら
ひらと楽しそうに舞っています。
「この赤いちょうは、高原に住んでいるとい
うくじゃくちょうではないだろうか」
少女は赤いちょうの舞をみているうちに、幼
い時おじいさんから聞いた不思議な話を思い
出しました。
つづく
「明神さまの姿をみた少女」は、
みほようこ初めての童話集「風の神様
からのおくりものに収録されています。
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