竜神になった三郎

[童話]竜神になった三郎


竜神になった三郎 10


「三郎さん、ご苦労さま。疲れたでしょ」
仕事から帰ると、妻はやさしく三郎を迎えて
くれます。
三郎は妻の笑顔をみると、一日の疲れがふき
とぶような気がしました。


三郎の妻は、姿が美しいだけでなく、心のや
さしい人でした。
その上働き者だったのです。
掃除も洗濯も、料理もはたおりも、とても上
手でした。
「すこしゆっくり休んだらどうだい」
三郎が心配するほど、妻はよく働きました。


       つづく



竜神になった三郎」は、
みほようこ二冊目の童話集「竜神になった
三郎」に収録されています。


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