[童話]竜神になった三郎
竜神になった三郎 23
地の国では、今までみたこともない美しい花が、
たくさん咲いていました。
その花のまわりを、赤・黄・紫・白など、たく
さんのちょうが、ひらひらと舞っています。
木の枝では、色あざやかな小鳥が、チィチィと
楽しそうにさえずっていました。
三郎のまわりにいる女性は、おっかあのように
美しい人ばかりでした。
そして食事の時間になると、毎日おいしい料理
が、次から次へと運ばれてきます。
地の国は、楽園そのものでした。
つづく
「竜神になった三郎」は、
みほようこ二冊目の童話集「竜神になった
三郎」に収録されています。
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