[童話]ふしぎな鈴
ふしぎな鈴 6
小桜姫とふしぎな鈴 4
「姫、きてごらん。椿の木にめじろがきて
いるよ」
庭へ小鳥が来ると、おとうさんは小鳥の名
前を教えてくれます。
姫は、小鳥の名前や鳴き声を、自然におぼ
えました。
そして、小鳥たちと仲良しになりました。
夏のある朝。
「姫、姫―。きてごらん。朝顔の花が咲い
たよ」
おとうさんが姫をよんでいます。
庭へでると、朝顔の花がたくさん咲いてい
ました。
「わぁ、たくさんの朝顔!!」
姫は、一つ・二つ・三つ…と、花を数えは
じめました。
つづく
「ふしぎな鈴」は、
みほようこ三冊目の童話「ふしぎな鈴」
に収録されています。
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