[童話]ふしぎな鈴
ふしぎな鈴 22
かな生まれる 1
小桜姫がなくなってから、五百年近い月日がた
ちました。
南アルプスの山々が美しくみえる町に、女の子
が生まれました。
かなが生まれた時、丘の上の桜が、とても美し
く咲いていたそうです。
かなは、おとうさんとおかあさんと三人で暮ら
しています。
おとうさんは、町の小学校へつとめていました。
かなは、笑顔のすてきな、心のやさしいこども
でした。
つづく
「ふしぎな鈴」は、
みほようこ三冊目の童話「ふしぎな鈴」
に収録されています。
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