ふしぎな鈴

[童話]ふしぎな鈴


ふしぎな鈴 51


校長先生と桜の鈴 9


「とうちゃんがなくなる時、小桜姫さまは二つ
の鈴を大切にしていたのだよって、話してくれ
たから・・・」


「そうだったのか…。かな、おとうさんがそう
いったのか。この鈴はね、小桜姫が大切にして
いた桜の鈴だよ。でも…この鈴のことは、誰に
も話してはいけないよ。かな、この鈴をいつま
でも大切にするのだよ」
そういうと、校長先生はゆっくり丘をくだって
行きました。

 
          つづく





「ふしぎな鈴」は、
みほようこ三冊目の童話「ふしぎな鈴」
に収録されています。


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