[童話]女神さまからのおくりもの
座禅草が咲いている高原で 15
「沈黙の愛って」
「さあ・・・」
清太は、知っていました。
でも、てれくさくていえませんでした。
なぜなら、清太は、きよが大好きだったからです。
二人は、座禅草が咲いている高原を、ゆっくり歩
きました。
目の前に、八ヶ岳連峰がみえます。
「きよちゃん。あの山、なんという山か、知っている?」
一番高い山を指さし、清太がいいました。
「赤岳でしょ」
「そうだね。じゃあ、となりの山は」
「わからないわ」
つづく
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