女神さまからのおくりもの

[童話]女神さまからのおくりもの

 

座禅草が咲いている高原で 10


清太は、自分は何をいっているのだろうと思
いました。
庄屋のおじょうさまが、貧しいおらの家に遊
びにくることなんて、万に一つもないのに・・・と。
でも、かあちゃんに、きよちゃんを紹介する
ことができたら、どんなにいいだろうと思い
ました。


「清太さんのおかあさんって、どんな人」
「やさしい人。笑顔のすてきな人かな」
「清太さんは、おかあさんが大好きなのね」
「うん。大好きだよ」
かあちゃんが生きていたら、どんなにいいだ
ろう。
母のいないきよは、いつか清太のおかあさん
に会ってみたいと思いました。


          つづく



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