[童話]女神さまからのおくりもの
ゆうすげの花咲く高原で 12
「その後も、何度か馬小屋にいない時があった。
でも、朝にはちゃんと戻ってきていたので、誰に
もその話をしたことはない」
「そんなことがあったのね。私、何も知らなかったわ」
「おらは、最初から白駒ってふしぎな馬だなと思
っていたよ」
清太は、長い間気にしていたことをきよに話し、気
持が楽になりました。
「白駒。夜中にどこへ行っていたの」
白駒は、遠くの山をじっとみているだけでした。
「清太さん。ぼつぼつ、ゆうすげの花が咲いている
場所へ行こうよ」
「じゃあ、出発しようか」
つづく
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