女神さまからのおくりもの

[童話]女神さまからのおくりもの

 

清太、山の中の湖へ 14


木の実を一つとると、清太は口にほうりこみま
した。
「うまいっ」
一歩も歩けないほど疲れていたのに、木の実
を一つ食べたとたん、すぅーと疲れがとれました。
そして、なぜかおなかもいっぱいになりました。


清太は、湖のほとりで、ごろんと横になりました。
真っ青な空。
青く澄んだ湖。
「気持いいなぁ」
そうつぶやくと、清太は深い眠りに入っていき
ました。


どのくらいの時間がすぎたのでしょうか。
「清太、清太」
誰か、清太をよんでいます。

 
           つづく


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