[童話]女神さまからのおくりもの
女神さまからのおくりもの 8
「はい。きのこをとりにきたおとうさんに、白駒を
拾ってもらおうと、湖のほとりにおきました。おと
うさんは気づかないようでしたが、私は木の影か
らおとうさんの様子をみていたのですよ」
女神さまは、その時の様子を話してくれました。
「では、わが家で働いていた清太さんは?」
「清太は、諏訪の神様が、守屋山のふもとに住
んでいる夫婦に授けたこどもです。清太の両親
は、心の清い人でした。清太はおかあさんにつ
れられて、幼い時から神社へお参りにきていま
した。清太は、心のやさしいこどもでした。だか
ら、みんなにかわいがられたのでしょうね。
つづく
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