[童話]女神さまからのおくりもの
清太、山の中の湖へ 15
「あっ、この声、前に聞いたことがある。そうだ。
この声は、白駒がどこかへ出かけた時に聞い
た声とそっくりだ」
「清太、こっちですよー」
清太は、声のする方に向かって、どんどん歩
いて行きました。
その日の夕方。
「とうちゃん。清太さんが、まだ帰ってこないの。
清太さんは、今日どこへ行ったの」
「清太は、用事があり、遠くの村へ行った。用事
がすめば帰ってくる。 だから、心配しなくても、
だいじょうぶだよ」
吉衛門は、苦しまぎれにそういいました。
つづく
この物語の挿絵を募集しています。
https://www.choeisha.com/megami.html
ヤフーのホームページは、昨年三月末で終了。
そのため下記のページへ移行しました。