[童話]古事記神話「古事記物語」
そして、剣を清らかな井戸水で洗って清め、がり
がりとかんで、息をふきかけました。
生まれた子は、多紀理比売命(たぎりひめのみこ
と)・狭依比売命(さよりひめのみこと)・多岐都比
売命(たきつひめのみこと)。
三柱の女神が生まれました。
次に、須佐之男命がうけいを。
姉の八尺(やさか)の勾玉の髪飾りを借り、井戸
でその玉を清め、はき出した時に生まれた神が、
天之忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)。
右と左のみずらに巻いた玉から生まれた神が、
天之菩卑能命(あめのほひのみこと)と天津日子
根命(あまつひこねのみこと)。
つづく
「古事記」は、どのようにして編集されたのか?
古事記神話「古事記物語」を書いた数年後、
斎木雲州著「古事記の編集室」を読みました。
著者の「斎木雲州」さんについては、この本を。