[童話]古事記神話「古事記物語」
「くそのような物は、弟が酔ってはいたのでは」
「田のあぜをこわしたのも、溝を埋めたのも、土地
を広くしようと思ってやったのでしょう」
天照大御神は、須佐之男命がやったことをかばい
ました。
その後。
須佐之男命のいたずらは、だんだんにひどくなっ
ていきました。
ある日。
天照大御神が、はた織り小屋で女神たちに布を
織らせていた時。
須佐之男命は天井に穴を開け、皮をはいだ斑入
りの馬を、その穴から落しました。
はたを織っていた女神がびっくりして、横糸を通
す道具で下腹をつき死んでしまいました。
つづく
「古事記」は、どのようにして編集されたのか?
古事記神話「古事記物語」を書いた数年後、
斎木雲州著「古事記の編集室」を読みました。
著者の「斎木雲州」さんについては、この本を。